東京の停電

東京で停電が起きたら大騒ぎですね。それだけ東京は特別な街。計画停電といっても発表が夜中に行われたため、今朝は通勤ラッシュ時にかなりの混乱があったと聞きました。駅前の行列なんか東京ならではの事件だと思います。停電に反発する人もいるけど、それだけ緊急事態なんだと思います。

バイオ系の研究室で停電というと大変です。様々な実験サンプル、試薬がフリーザーの中に収納されていて、溶けたらアウトな物もあるでしょう。短時間の停電ならば、フリーザーを開けなければ問題はあまり起きませんが、それでもドライアイスを仕込んだりしますよね。他にも培養を止められない細胞や生物を飼っている研究室は大変だと思います。近所のラボでは、停電の日には手動で大きな培養装置を回しています。培養室から汗だくの教授が出てきたり。

しかし停電というと若干ワクワクした気持ちも湧いてくるんですよね。子供の頃は鹿児島で育ったので、夏に台風が来て停電とか当たり前でしたから。断水になったりもしました。台風が近づいてきたらまず水の確保と電池、懐中電灯、ラジオの準備、それからロウソクも。でもそれらを準備しておくのは大人である親の役割でした。ワクワクしてたのは子供だったからですよね。

電気が足りない生活、なんとか乗り切って欲しいです。

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