タグ別アーカイブ: 長崎

元寇と鷹島

モンゴル村の資料館

モンゴル村の資料館

元寇の時にやってきた船が発見されたというニュースがありまして。

元寇船:鷹島、歴史ロマンに沸く 松浦市長「水中考古学のメッカに」

多分、九州の人でも「鷹島ってどこ」って思うんですが、ココです。


大きな地図で見る

ココですって言われてもやっぱりよく分からないと思うのですけど、長崎県と佐賀県の境目に浮いている島です。所属は長崎県。

僕はこの島に何度か行ったことがあるんですね。佐賀県にある祖母の家の近くからこの島へフェリーが出ていて、子供の頃から「あの島が鷹島だよー元寇が来たんだよー」と言い聞かせられてきたのです。父はこの島の高校へ行っていたらしいですが。

で、この島の名物といえばやっぱり元寇なんですね。名物って言い方がおかしいけど、この島に来る人たちがほぼ必ず立ち寄るレジャー施設の名前が、まさかの「モンゴル村」なので間違っちゃいないはず。このモンゴル村って正直微妙な(そして僕好みの)施設でして、目玉はなんといってもゲルでの宿泊(利用したこと無いけど)。他にはモンゴル関連の資料館とか、草原の湯というプライバシーが心配になりそうな名前の温泉があります。あとは鷹つながりでホークスの優勝モニュメントなんかも。

青春時代をこの島で過ごした父が「この島の観光は心配だ」と常々言っていましたが、数年前に佐賀県側から大きな橋が架かったんです。観光的にチャンスじゃないですか?いえ、僕の印象は全く違います。「な、何も無い町と何もない島を繋げてどうする…。」こうです。

以上のような背景があってのこのニュースですよ。記事にお話が載っている元町長さん、本当に心の底から喜んでると思います。なにせモンゴル村や鷹島肥前大橋などの整備を推進した人、とありますからね。

海の幸なんかは文句無しで美味しいので、九州北部を旅する予定の方は是非、この鷹島のゲルでご宿泊を。

建設途中の鷹島肥前大橋

建設途中の鷹島肥前大橋(2008年1月)