アメリカン・スナイパー

昨日観た。
映画館にいく理由に、音が聴きたい、という思いがある。学生の頃はライブハウスと映画がその欲求を満たしていたけど、最近はほとんど映画。
大きめの綺麗なテレビを家に置いてBlu-rayに記録された映像を見るとそれもう綺麗で満足なんだけど、音で満足するのは、難しい。
音質がどうのとかそういう知識は無いけど、SONYのお気に入りのヘッドホンをもってしても、体全部で感じるような、その場に身を置くような音は自宅では楽しめない。
アメリカン・スナイパーは戦争後遺症の兵士のお話にたくさんのレイヤーを重ねて、たくさんの観客に問いを投げかけるような映画で。
特別に良かったのは、音。戦場の映像を観たことがある人は多いけど、そこに行ったことがある人は少ない。多分、戦場を分かってもらうために音にすごく拘ってたように思う。銃声、呼吸、遠くの爆発、風、外国の言葉。戦いを知らない人でも緊張するような音がたくさん鳴っていて、何か聞こえるたびにソコに集中してしまう。この映画、音を狙ったんだなとちゃんと分かったのはエンドロール。ここ、無音で数分間。銃声は止んで静寂の中、聴こえてるような気がして音を探すような感覚に。
映画館で観れてよかったな。

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