実験ノート

3年生が今週から研究室配属されてきた。男女合わせて7人。僕が所属する研究室では、新規配属されてきた3年生にはまず、トレーニング実験としてプラスミドの大量調製をやってもらっている。

いきなり彼らに卒業研究のテーマを考えさせるのも早過ぎるかもしれないし、なによりこの時期は卒論・修論の指導中で、来年の方針より今年のことを、という雰囲気だ。4年生とM2生は忙しい、M1は就活となれば、暇してるDの学生が例年実験のお世話をする。

プラスミドの精製、途中キットを使うとしてもなかなか侮れない。学生実習で実験器具を使ったことがあるとは言っても、3年生の操作はたどたどしい。研究室、実験室のどこに何があって、どんなことができるのかは、実際にそこで生活してみないとよく分からない。

実験計画を考えるために、自分が3年生だったときの実験ノートを読み返す。第1巻1ページ目。先輩が言うことをとにかく細かい事まで書いているため、ほとんどただのメモ書きに近い。このノートを置いていつか研究室を去ると思うと恥ずかしいけど仕方がない。新入生には取りあえず「実験ノートは研究室の財産だから、そのつもりで書いてね」と伝えておきました…。

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